パソコンがまだ一般的なものではなく、「マイコン」と呼ばれていた黎明期の1971年に、「スタートレック」というゲームがアメリカで作られました。

かの「スペースインベーダー」よりも遥か以前に作られた、あまりにも大昔のゲームのため、ほとんど実際にプレイしたことのある人はいないと思います。
(かくいう筆者もその一人です)

今回ご紹介する『メテオフリート 1st』は、その古典中の古典とも言える幻の名作「スタートレック」のテイストを再現し、Androidアプリで遊べるようにしたスペースシミュレーションゲームです。

画面を見て、早速「アレ?」と思った人は多いのではないでしょうか。
そうです、このゲーム、全ての情報が文字で表示されるのです。

元の「スタートレック」が動いていたコンピュータ自体、文字以外のグラフィックを全く表示することができない(現在では考えられないことですが……)ものでしたから、この『メテオフリート 1st』も、それを再現している、というわけです。

スクリーンショットを載せてもひたすら文字ばかりで記事が映えませんが(笑)、まずはゲーム内容のご紹介。
このゲームのイメージ元である「スタートレック」は、アメリカの人気SFドラマ、ということはこれをご覧の皆さんもご存知ですよね。

このゲームでは、プレイヤーであるあなたはエンタープライズ号ならぬ「アンドロメダ号」の艦長として指示を出し、広大な宇宙空間の何処かにいるクリンゴン……もとい、「王国」の敵戦艦を発見、撃墜するのが目的です。
ただし、期間は30日(スターデート)以内。
撃墜しなければならない敵艦の数、そしてアンドロメダ号の助けとなる補給基地の数はプレイごとに変わります。

ゲーム中はこれらの司令コマンドを実行していくことによってゲームを進めていきます。

「状況報告」は、残り日数、マップ上の現在位置の座標、エネルギー(HPのようなもの、敵の攻撃を受けたりすると減り、0でゲームオーバー)、光子魚雷数、破壊しなければならない残りの敵艦数、マップ上にある補給基地数が表示されます。

この中で特に重要なのは、ゲームオーバーに関わってくる残り日数とエネルギー、そしてクリアまでの残り敵艦数でしょうね。

「ショートレンジセンサー」「ロングレンジセンサー」「ギャラクシーマップ」はそれぞれ、アンドロメダ号が宇宙全体のどの位置にいるか、そして周囲の状況がどうなっているかを表す重要なものです。
各センサーを説明する前に、このゲームでは広大な宇宙空間全体が8×8の範囲を1つの「宇宙」として、その「宇宙」が8×8の範囲に広がっています。

「ショートレンジセンサー」は、アンドロメダ号が今いる宇宙に何があるかを表示します。
「A」がアンドロメダ号、「K」が破壊すべき敵艦、「B」がエネルギーや光子魚雷を補充してくれる補給基地です。
「=」は何もない空間で、「*」は星があります。星は後述のワープ移動の際の邪魔になる障害物と考えればいいでしょう。

「ロングレンジセンサー」は、ちょっとスケールが大きくなって、アンドロメダ号がいまいる宇宙を中心に、周囲に隣接している宇宙がどういう状況かを「だいたい」見ることができます。
具体的には、ひとつの宇宙は「106」のように、3桁の数字で表されるのですが、百の位がその宇宙にいる敵艦の数、十の位が補給基地の数、一の位が星の数を表しています。
つまり「106」なら、敵艦が1隻いて、補給基地はなく、障害物となる星が6つもある、というわけですね。

「ギャラクシーマップ」は、先ほどの「ロングレンジセンサー」の要領で、宇宙のマップ全体を見ることができます。
「ロングレンジセンサー」よりもこちらの方が全体を把握できる分、使いやすいかもしれませんね。
ただし、あまりに離れている場所は、近づかないと情報が表示されない、というネックもあります。

移動するには「ナビゲーション」コマンドで、ワープする方向と距離を指定することになります。
一つの宇宙は8×8の範囲で構成されていますから、たとえば2つ先の宇宙に移動したい場合は、およそ16程度の距離を指定すればいい、ということになりますね。
移動すると当然、日数が経過します。
ワープとはいえどんな距離でも一瞬、というわけにはいきませんから、距離が長くなるほど日数が経過してしまうので、無駄な移動は極力しないのがセオリーです。

敵艦と同じ宇宙に入ると、いよいよ戦闘です!
アンドロメダ号の武器は、「フェーザー砲」と「光子魚雷」。

フェーザー砲は発射に多少のエネルギーを消費するメイン武器。敵艦のいる方向を指定して発射、うまく命中させれば敵艦を破壊することができます。

光子魚雷は15発まで搭載され、撃つと消費しますが、エネルギーを使わず方向指定しなくても自動的に敵艦に命中します。
攻撃前に発射する弾数を指定できますが、より多く撃つほど確実に敵艦を沈めることができるでしょう。
複数の敵艦を一度に相手にする場合などに大変有効な武器です。
ちなみに、消費したエネルギー・光子魚雷は、補給基地に接触すれば満タンに補給することができますよ。

最初とっつきにくいように思いますが、ルールは覚えてしまえば意外と簡単。
成長要素こそありませんが、やることはぶっちゃけ、街(=補給基地)でHPやMP(=エネルギーや光子魚雷)を回復しながらフィールド(=宇宙空間)のどこかにいるモンスター(=敵艦)を倒すRPGのようなもの、と考えればいいでしょう。

黒地の画面にひたすら文字情報だけが表示される……。
「こんな地味なゲーム、面白くなさそう」と思う人もいるかもしれませんね。
筆者も恥ずかしながら、最初はそう思いました。
でも騙されたと思って、是非プレイしてみてください。
プレイしてみると、その文字だけで表示された情報の向こうに、想像力を刺激する無限の宇宙が広がっていることに、きっと驚かされることでしょう。

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  • 掲載時の価格:無料
  • カテゴリ:カジュアル
  • 執筆時のバージョン:1.2
  • 販売会社:hniwa283

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